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未来投資会議に見る近い未来

「人を雇用する中小企業の経営者様」に知ってただきたい労働・社会保険法に関する情報を、ブログでお伝えしています。

「あなたの、はた「楽」をサポート」、おひさま社会保険労務士事務所代表の篠田 恭子です。

 

こどもがHour of Codeという1時間でできるプログラミングの無料教材で、タダでプログラミングを学んでいます。

私が最初にプログラミングに触れたのは大学の授業でしたが、今や4歳のこどもまでがプログラミングに触れているんです。

(といってもうちの4歳児の場合は、字が読めないので、誰かに教えてもらってから、マウスでブロックを動かすだけですが)

未来はだれも予測できない!!!
なんて話をしていたところなのですが・・・・

 

 

11月26日に未来投資会議というものが開催されたそうです。

この会議資料を読んでみると、少しだけ先の未来が見えてくるような気がします。

こちらのブログは人事労務に関することを中心にお知らせしていますので、雇用の部分をご紹介させていただきたいと思いますが、ぜひ、お時間がございましたら全文読んでみてくださいね。

 

11月26日の経済財政諮問会議・未来投資会議・まち・ひと・しごと創生会議・規制改革推進会議 合同会議の資料より

65歳以上への継続雇用年齢の引上げ

(働く意欲ある高齢者への対応)

・人生100年時代を迎え、働く意欲がある高齢者がその能力を十分に発揮できるよう、高齢者の活躍の場を整備することが必要である。
・高齢者の雇用・就業機会を確保していくには、希望する高齢者について70歳までの就業機会の確保を図りつつ、65歳までと異なり、それぞれの高齢者の希望・特性に応じた活躍のため、とりうる選択肢を広げる必要がある。このため、多様な選択肢を許容し、選択ができるような仕組みを検討する。

 

(法制化の方向性)

・70歳までの就業機会の確保を円滑に進めるには、法制度の整備についても、ステップ・バイ・ステップとし、まずは、一定のルールの下で各社の自由度がある法
制を検討する。
・その上で、各社に対して、個々の従業員の特性等に応じて、多様な選択肢のいずれかを求める方向で検討する。
・その際、65歳までの現行法制度は、混乱が生じないよう、改正を検討しないこととする。

 

(年金制度との関係)

・70歳までの就業機会の確保にかかわらず、年金支給開始年齢の引上げは行うべきでない。他方、人生100年時代に向かう中で、年金受給開始の時期を自分で選択できる範囲は拡大を検討する。

 

(今後の進め方)

・来夏に決定予定の実行計画において具体的制度化の方針を決定した上で、労働政策審議会の審議を経て、早急に法律案を提出する方向で検討する。

 

(環境整備)
・地方自治体を中心とした就労促進の取組やシルバー人材センターの機能強化、求人先とのマッチング機能の強化、キャリア形成支援・リカレント教育の推進、高齢者の安全・健康の確保など、高齢者が活躍の場を見出せ、働きやすい環境を整備する。

 

中途採用拡大・新卒一括採用の見直し

・人生100年時代を踏まえ、意欲がある人、誰もがその能力を十分に発揮できるよう、雇用制度改革を進めることが必要であるが、特に大企業に伝統的に残る新卒一括採用中心の採用制度の見直しを図るとともに、通年採用による中途採用の拡大を図る必要がある。

・このため、企業側においては、評価・報酬制度の見直しに取り組む必要がある。政府としては、再チャレンジの機会を拡大するため、個々の大企業に対し、中途採用比率の情報公開を求め、その具体的対応を検討する。

・他方、上場企業を中心にリーディング企業を集めた中途採用経験者採用協議会を活用し、雇用慣行の変革に向けた運動を展開する。

・また、就職氷河期世代の非正規労働者に対する就職支援・職業的自立促進の取組を強化する。


 

雇用とは離れますが、下記の検討もはじまっていますよ。

スマート公共サービス

スマート公共サービス:「待ち時間ゼロ、窓口手続きゼロ」の1つとして税と社会保険手続きについては下記のような検討が始まっています。

(税・社会保険手続の自動化)
・会社が保有する人事・労務のデジタルデータを基に、逐一記載して毎回提出する手続きから従業員や担当者を解放するとともに、企業が民間のクラウドサービスやデータセンターに登録した人事・労務・会計データに、企業の同意に基づき行政側がアクセスすることで、企業側の負担感を無くすための方策を検討する。併せて、銀行の窓口に赴くことなく、税・公金の支払いができるよう、キャッシュレス化の方策について検討する。

税理士や社会保険労務士に手続きを依頼されている経営者様もいらっしゃると思いますが、今後、手続きがいらなくなる時代がやってくるかもしれません。

社会保険で言いますと、たとえば月額変更届、算定基礎届、賞与支払届等。

会社から給与データさえ提供すれば、日本年金機構のほうで社会保険料を計算して社会保険等級を改定し、改定した保険料をひいてくれるようになるのでしたら、手続きがなくなり便利ですね。

社労士業界としますと、社会保険の手続き業務を代行することは社労士の専売特許の業務です。

これが実現すると社労士の仕事が減る・・・と社労士事務所の事業の継続に不安感があったりも。

私は、事務処理が楽になるほうがいいに決まってるから、早くそういう日が来たらいいんじゃないかなと思っています。

便利になることには賛成したい派。

クラウドシステムを使って業務の効率化も推進派です。元SEで、システムを使うと業務効率化できることを身をもって体験済。

便利なITの利用は積極的にすべきだと思っています。

まとめ

しのだ

社労士の仕事は本来は事務処理屋さんではなく、

「労働法をわかりやすく一般の方に伝えること」「会社と従業員のよい関係の構築」だと思っています。

そのために何ができるのか考えながら頑張っていきます!

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