「人を雇用する中小企業の経営者様」に知ってただきたい労働・社会保険法に関する情報を、ブログでお伝えしています。
「あなたの、はた「楽」をサポート」、おひさま社会保険労務士事務所代表の篠田 恭子です。
今日は障害年金の話です。
障害年金の業務を代行させていただくと、お客様の代わりに病院へ行き、診断書を取得するところを代行することがあります。
あまり一般の方には必要ないかもしれませんが、ご本人でなく、「代理で診断書を取得する際の注意点」について簡単にまとめておきたいと思います。
診断書の取得に必要なもの
ご本人に代わって代理で行きますので、診断書をもっていけば即、書いてもらえるということはありません。
少なくとも、どこの病院であっても
患者さんご本人以外の方が手続きをされる場合、委任状の提出が必要になります。
という案内はあるでしょう。
私は、はじめて行く病院の場合は、必ず事前にホームページで検索するか、出てこなけれれば電話で確認してから行くようにしています。
というのも、委任状や私の身分証明書以外にも、色々と求められる場合があり、病院によって対応が全く異なるからです。
障害年金のお客様の場合、川越市周辺にお住まいの方からの依頼が多いのですが、お客様が通っていらっしゃる病院は、埼玉県内だけでなく、都内という場合もかなり多いです。
代理で片道1時間半かけていって、書類や提出書類が足りずに出せなかった、ということがないよう、事前に確認をしています。
クリニックですと、受付窓口に委任状と自分の名刺と運転免許証があれば大丈夫な場合がほとんどですが、そうでないところも。
例えば、東京女子医科大学病院の場合、
書類申請書(保険会社等 代理人用)を「ご本人」に記入していただく必要があります。
(ご参考)
東京女子医科大学病院 書類申請の手続きについて(保険会社等 代理人用)
作成依頼はどこへ?
次に、診断書や受診状況等証明書の作成依頼は病院のどこに出せばいいのでしょうか。
<小さな病院・クリニックの場合>
受付で話をすれば済むことが多いです。
受付の方が慣れていると(障害年金を知っていると)スムーズに進みます。
ただ、受付の方が障害年金をまったく知らない場合、先生につないでいただくこともあります。
内科で受診状況等証明書を提出したときに、受付の方が困った表情になり
「ちょっとお待ちください」
と待たされた(先生に確認しに行かれたようです)は、何回かあります。
<大きな病院>
「診断書等受付」
「文書課」
というところがあり、そちらへ出すことが多いです。
変わっているなぁと思ったのは、埼玉医科大学総合医療センター。
こちらは、診療科(外来)の受付に出すよう指示がありました。
診断書ができたという連絡
診断書作成は、ほとんどが2~4週間以上かかるので、できた時点で文書課の担当から電話が来ることがほとんどです。
連絡してくれるはずが、待てど暮らせど連絡が来ない病院もありますので、2~3週間したら確認で電話してみたほうがいいと思います。
1回電話したらできていないと言われたのですが、その1日後にできたといわれたことがありました。先生が忘れていたのか、後回しにしていたかで、催促されて急いで書いてくれたのかな・・・?と想像しています。
ここも、埼玉医科大学総合医療センターは変わっていて、自分で電話連絡してできているか確認してからくださいと、窓口のやっている時間の案内がありました。
(埼玉医科大学かわごえクリニックで出した時は、きちんと連絡くれましたが・・・)
あと、肝心の文書料は、病院によってかなり差があります。
事前に確認しておいたほうがいいと思います。
しのだ
よろしければ、クリックをお願いします。
埼玉県川越市で開業している「あなたの、はた「楽」をサポート」する社会保険労務士です。
元リケジョであり、IT業界から社会保険労務士に転身した、ちょっと異色の経歴をもつ社労士です。
プライベートでは3男児の母になり、会社員時代に産休・育休・時短勤務も身をもって経験済。市内保育園に10年以上お世話になっています・・・
働く時間は人生の3分の1ともいわれます。
社長さんも従業員さんも、働くすべての人に楽しい仕事人生を送ってほしいという思いから、社会保険労務士になりました。
現在は社労士業である労務管理と合わせて、人事制度・賃金制度を中心とした制度作り、採用育成に関するコンサルティングを行っています。
中小企業の身近なアドバイザーとして、よりよい職場づくりを応援しています。