2018.5.23 追記
下記助成金情報は2018年3月31日までの内容となります。
2018年度は制度導入助成が廃止されるなど変更がございます。
2018年4月移行に計画を提出される場合は、最新の助成金情報をご確認の上、ご提出ください。
職場定着支援助成金 雇用管理制度助成コースは、最も取り組みやすい助成金の1つであると思います。
雇用管理「制度」助成とあります通り、ある制度を導入し、実施したことで受給できる助成金です。
具体的に、どのような制度を導入するかといいますと、下記の5つです。
制度導入のコース
- 評価・処遇制度
- 研修制度
- 健康づくり制度
- メンター制度
- 短時間正社員制度(保育事業主のみ)
申請の流れ
1.計画を作成し、労働局へ提出します。
※計画と、就業規則や給与規程の改定案が必要です
2.労働局の計画の認定を受ける
3.作成した計画にそって取り組みを実施
4.支給申請
となります。
労働局の認定を受けずに先に実施したものについては、助成金の受給対象外となりますので、十分にご注意ください。
目標達成助成
この助成金の特徴的なところの1つですが、計画実施する前と、計画を実施した後の離職率を比較します。
「目標達成できた」と認められた場合、目標達成助成として、別に助成金がもらえます。
何をもって目標達成かといいますと、雇用保険一般被保険者の離職率を比較します。
【目標達成助成(第1回)】
【制度整備助成】(1)、(2)の実施の結果、介護賃金制度整備計画期間の終了から1年経過するまでの期間の離職率(以下、「評価時離職率(第1回)」という。)を、介護賃金制度整備計画を提出する前1年間の離職率よりも、下表に掲げる目標値(※)以上に低下させること(ただし、離職率は30%を上限とします。)。
対象事業所における雇用保険一般被保険者の人数区分 | 1~9人 | 10~29人 | 30~99人 | 100~299人 | 300人以上 |
低下させる離職率(目標値) | 15% | 10% | 7% | 5% | 3% |
受給額
1つの制度導入+実施につき、各10万円が受給できます。
目標達成助成 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円)
制度導入ひとつひとつに関しては額が小さいのですが、目標達成助成が受給できると大きいです。
ですが、制度導入していただく内容は、どれも従業員さんにとってプラスになる取り組みです。
取り組みやすい取り組みですので、今まで申請したことがないけれど助成金を受給できるだろうか?という会社様、
最初の1歩で、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
2018.5.23 追記
上記助成金は2018年3月31日までの内容となります。最新の助成金情報をご確認ください。
埼玉県川越市で開業している「あなたの、はた「楽」をサポート」する社会保険労務士です。
元リケジョであり、IT業界から社会保険労務士に転身した、ちょっと異色の経歴をもつ社労士です。
プライベートでは3男児の母になり、会社員時代に産休・育休・時短勤務も身をもって経験済。市内保育園に10年以上お世話になっています・・・
働く時間は人生の3分の1ともいわれます。
社長さんも従業員さんも、働くすべての人に楽しい仕事人生を送ってほしいという思いから、社会保険労務士になりました。
現在は社労士業である労務管理と合わせて、人事制度・賃金制度を中心とした制度作り、採用育成に関するコンサルティングを行っています。
中小企業の身近なアドバイザーとして、よりよい職場づくりを応援しています。