「人を雇用する中小企業の経営者様」に知ってただきたい労働・社会保険法に関する情報を、ブログでお伝えしています。
「あなたの、はた「楽」をサポート」、おひさま社会保険労務士事務所代表の篠田 恭子です。
昨年から小規模企業共済に加入しています。
小規模企業共済は、個人事業主、小規模の会社経営者・役員の方が加入できる、おトクで安心な国が運営する「退職金制度」です。
絶対入ったほうがいい!というくらいおすすめです。
私が言ってもあまり説得力がないかもしれませんね。
今すぐ妻を社長にしなさい、とにかく妻を社長にしなさいの著者である坂下仁さんが、【必ずやるべき投資】としておすすめされています。
https://www.youtube.com/watch?v=WMlO-_9I010&feature=youtu.be
加入資格
小規模企業共済制度に加入できる方は下記に該当する方です。
- 建設業、製造業、運輸業、サービス業(宿泊業・娯楽業に限る)、不動産業、農業などを営む場合は、常時使用する従業員の数が20人以下の個人事業主または会社等の役員
- 商業(卸売業・小売業)、サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)を営む場合は、常時使用する従業員の数が5人以下の個人事業主または会社等の役員
- 事業に従事する組合員の数が20人以下の企業組合の役員、常時使用する従業員の数が20人以下の協業組合の役員
- 常時使用する従業員の数が20人以下であって、農業の経営を主として行っている農事組合法人の役員
- 常時使用する従業員の数が5人以下の弁護士法人、税理士法人等の士業法人の社員
- 上記「1」と「2」に該当する個人事業主が営む事業の経営に携わる共同経営者(個人事業主1人につき2人まで)
詳細はこちら。
運営は、中小機構
中小機構の正式名称は「独立行政法人中小企業基盤整備機構」といいます。
国の中小企業政策の中核的な実施機関として、平成16年7月に誕生した独立行政法人です。
中小企業政策の実施機関として、成長ステージや経営課題に応じた支援メニューで中小企業の成長をサポートしています。
小規模企業共済に入るメリット
税制メリットがある(節税できる)
確定申告の際は、その全額を課税対象所得から控除できるため、高い節税効果があります。
掛け金の増額・減額は自由
掛け金は加入後も1,000~70,000円/月まで、500円単位で増額・減額ができるので、売上がのびたら増額する、
少し不安がある場合は減額するということも可能です。
低金利の貸付制度がある
事業資金の借入れ制度を利用でき
一般貸付で 利率 年1.5%
創業転業時・新規事業展開等貸付けで 利率 年0.9%
というような低金利で借りられます。
運用利回り
2017年度の運用利回りは2.55%。
過去5年間の平均利回りは、2.74%
過去10年間の平均利回りは、2.20%になっています。
予定利率は1%。
普通預金に入れておくくらいなら・・・
まとめ
しのだ
小規模企業共済は、国が行う退職金制度。
個人事業主、小規模な会社の経営者・役員の方が加入できます。
税制メリットが受けられること、運用利回りもいいこと、掛け金の増減も可能なことから、とてもおすすめの共済制度です。
当事務所でも、小規模企業共済の手続き代行・代理を承っております。
詳しくはお問い合わせください。
埼玉県川越市で開業している「あなたの、はた「楽」をサポート」する社会保険労務士です。
元リケジョであり、IT業界から社会保険労務士に転身した、ちょっと異色の経歴をもつ社労士です。
プライベートでは3男児の母になり、会社員時代に産休・育休・時短勤務も身をもって経験済。市内保育園に10年以上お世話になっています・・・
働く時間は人生の3分の1ともいわれます。
社長さんも従業員さんも、働くすべての人に楽しい仕事人生を送ってほしいという思いから、社会保険労務士になりました。
現在は社労士業である労務管理と合わせて、人事制度・賃金制度を中心とした制度作り、採用育成に関するコンサルティングを行っています。
中小企業の身近なアドバイザーとして、よりよい職場づくりを応援しています。