「人を雇用する中小企業の経営者様」に知ってただきたい労働・社会保険法に関する情報を、ブログでお伝えしています。
おひさま社会保険労務士事務所代表の篠田 恭子です。
今年は特に暑くて長い夏が続いています。
普段より、働くとうことがとても大変な夏。
働くって何なんだろう
何のために働いているんだろう
ふと思ったりしませんでしたか?
今回は、少し法律から離れて、「働く」の意味を考えてみました。
「働く」の由来
「働く」「傍(はた)を楽(らく)にする」という意味だと言われているそうです。
※諸説あるそうです。
goo辞書によれば、
「傍」
(傍・側)そば。かたわら。また、そばにいる人。第三者。
「楽(らく)」
心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が―になる」「―な姿勢」「どうぞお―に」
生計が豊かなこと。また、そのさま。「不動産収入で―な暮らしをする
たやすいこと。簡単なこと。また、そのさま。「―な計算問題」「―に勝てる相手」
直訳すると、
そばにいる人や第三者を、快く安らかにすること
そばにいる人や第三者の、生計を豊かにすること
という意味になるのかなぁと思います。
自分ではなくて、他人を楽にすること。
「社会全体の人々を精神的にも金銭的にも豊かにする」ことが働くという意味なのですね。
「働く」とは?
こうやって考えてみると、「働く」という言葉は、時間を切り売りして対価としてお金をもらい、自分や家族の為に使うというだけでなく、もっと壮大な意味なのだと感じます。
売上を伸ばすことによって、役員報酬が上がって、従業員さんのお給料が上がる。
そうすれば自分の家族や従業員さんの家族も金銭的に豊かになります。
売り上げが伸びているということはそれだけお客様からお金をいただいているわけですから、お客様へ何らかのサービスの提供をしているはず。
結果、サービスを通じて社会全体を幸せにしている、ということになります。
当たり前のことなんですが、改めて考えてみると、働くって素晴らしいことですよね。
働くを通じて、社会全体に対して何ができたか。
働くを通じて得られたものが、自分にとって糧になり、自分の存在意義になるのではないでしょうか。
自分が、顔も知らない、ずっと離れたところにいる人を幸せにしている。
そんな風に考えてみると、働くって素晴らしいことだなぁと思います。
その割には、働くことに関して、ネガティブなニュースばかりが取り上げられていることが残念でならないのです。
余談ですが、当事務所の経営理念は、
働くすべての人が「楽しい」と思える職場づくりを応援します!
というものなのですが、この記事を書くために「傍を楽にする」という由来を調べていて、驚きました。
「傍を楽にする」を意識したものではなくて、パッと思いついたものだったというのに、「楽しい」という文字を入れていたのです(笑)
私もお客様と一緒に、「働く」ということを一緒に考えながら、歩んでいきたいと思います。
埼玉県川越市で開業している「あなたの、はた「楽」をサポート」する社会保険労務士です。
元リケジョであり、IT業界から社会保険労務士に転身した、ちょっと異色の経歴をもつ社労士です。
プライベートでは3男児の母になり、会社員時代に産休・育休・時短勤務も身をもって経験済。市内保育園に10年以上お世話になっています・・・
働く時間は人生の3分の1ともいわれます。
社長さんも従業員さんも、働くすべての人に楽しい仕事人生を送ってほしいという思いから、社会保険労務士になりました。
現在は社労士業である労務管理と合わせて、人事制度・賃金制度を中心とした制度作り、採用育成に関するコンサルティングを行っています。
中小企業の身近なアドバイザーとして、よりよい職場づくりを応援しています。